Win11-system-image(システムイメージ バックアップと復元 ,クローン作成)
update 2021-07-12

環境

win11 pro

要約
システムイメージの作成(バックアップ)および復元(リストア,クローン作成)を行なった際のメモである。

win11のコントロールパネルの表示は「バックアップと復元(Windows7)」となっている。
Windows7のバックアップと復元ツールで作成したバックアップはwin11でも使用できる、ということをあらわしている。

バックアップ(システムイメージの作成) ,復元 ,クローン作成 という意味
システム修復ディスクの作成
システムイメージの作成
システムの復元(リストア:Restore)
クローン作成

wbadmin (Windows Backup admin)
    wbadmin  コマンドを使用したシステムイメージバックアップ
   
wbadmin クローン作成  



バックアップ
(システムイメージの作成) ,復元 ,クローン作成 という意味   [TOPへ]

バックアップ とは・・・
disk1のシステム領域およびデータ領域を「システムイメージの作成」にてdisk2のWindowsImageBackupフォルダに保存することである。

復元 とは・・・ 動作しているdisk1環境で作業することである。
disk2のWindowsImageBackupフォルダから disk1に「イメージでシステムを回復」を行なう。
disk1はdisk2のWindowsImageBackupフォルダの内容で書き換えられる。(つまり、バックアップを作成した時点のdisk1の状態に「復元」される)

クローン作成 とは・・・disk1が障害発生で動作しなくなった場合に新しいディスク disk3に復元することである。
disk1では作業できないので、Windows 回復環境(WinRE)で作業する。
つまり、win11インストール・メディア(DVD,USB),または「システム修復ディスク」でPCを起動して作業する。

disk3の容量はdisk1と同じサイズ、または大きいサイズであること。
※システム環境は(UEFI/GPT ,レガシBIOS/MBR) 合わせておくこと。
UEFI環境でバックアップしてある場合は,起動メディアはUEFIモード,disk3はGPT形式であること。
レガシBIOS環境でバックアップしてある場合は,起動メディアはレガシBIOSモード,disk3はMBR形式であること。
flow.jpg



システム修復ディスクの作成
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インストール・メディア(DVD,USB)があればシステム修復ディスクと同じ作業ができるので、システム修復ディスクの作成は必須ではない。

システム修復ディスクとはPCが起動できないなどのトラブル発生時に、このディスクでPC起動して修復を行なうツールである。
システム修復ディスクの機能はインストール・メディアの 「コンピュータを修復する」と同じ機能である。

システム修復ディスクは一度作成しておけばいい。(何度も作成する必要はない)

「コントロールパネル」 / 「バックアップと復元」 / 「システム修復ディスクの作成」にて作成する。

※「ファイル名を指定して実行」にて recdisc.exe を実行しても作成できる。

留意事項
作成したシステム修復ディスクは マルチブート対応していない。
UEFI環境で作成すればUEFIブート用であり、MBR環境(レガシーBIOS環境)で作成すれば
MBRブート用のメディアが作成される。



システムイメージの作成
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0.
システムイメージを保存するHDD(上記図のdisk2)を用意して、「ディスクの管理」でNTFSフォーマット、ドライブレターを割り当てておく。
※「バックアップをどこに保存しますか?」という時にドライブレターを使用するからである。

1
 「コントロールパネル」 > 「バックアップと復元(Wimdows7)」 > 「システムイメージの作成」をクリックする。

2
バックアップの保存場所を選択する
HDD、USBスティックなど複数のデバイスを装着している場合はプルダウン矢印でメニュー表示してデバイスを選択できる。
backup_1.png

3
バックアップ対象のドライブを選択する
システム領域はデフォルトで選択済みになっている。
データ領域のドライブの選択は任意である。
backup_2.png

4
バックアップの設定を確認して「バックアップの開始」ボタンをクリックする。
すでに同じコンピュータ名でバックアップしたシステムイメージが存在する場合は、上書きされる。
※バックアップしたシステムイメージは WindowsImageBackup\コンピュータ名 フォルダに作成される。
上書きされないようにするにはコンピュータ名 フォルダを名前変更しておけばいい。
backup_3.png

5
バックアップが始まる。
backup_4.png
バックアップの終了時に「システム修復ディスク」を作成するかどうかの確認が表示される。
すでに「システム修復ディスク」を作成済み,またはインストールメディア(DVD またはUSBメモリ)を持っている場合は作成する必要はない。
backup_5.png

6
正常に完了したことを確認する
backup_6.png

7
バックアップ情報は WindowsImageBackup フォルダに保存される。
WindowsImageBackup フォルダの内容は次のようになっている

WindowsImageBackup\コンピュータ名\Backup YYYY-MM-DD
※YYYY-MM-DDは作成した年-月-日である。

したがって,バックアップはコンピュータ名ごとに保存されることになる。
同じコンピュータ名の場合は上書きされる。
上書きされないようにするには、WindowsImageBackup\コンピュータ名 というフォルダ名を名前変更して保存しておけばいい。



システムの復元(リストア:Restore)  
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動作中の復元対象HDD 1台とシステムイメージをバックアップしてあるHDD 1台を接続した環境で復元処理する。
※復元作業に関係のないHDDを接続しておくと作業中にHDD選択ミスを招くことがあるからである。

1
Windows11の「設定」 > 「システム」 > 「回復」 > 回復オプションの「PCの起動をカスタマイズする」の 「今すぐ再起動」をクリックする。

 「トラブルシューティング」をクリックする。
restore_1.png

「詳細オプション」をクリックする。
restore_2.png

「その他の修復オプションを表示」をクリック
restore_3.png

「イメージでシステムを回復」をクリックする。
restore_4.png

2
PCは再起動してアカウント入力画面になる
restore_5.png

パスワード入力画面になる
restore_6.png

3
「システムイメージ バックアップの選択」画面になる
ここでバックアップ済みのシステムイメージを選択することができる
restore_7.png

4
「他の復元方法を選択してください」の画面になる
「次へ」をクリックする
restore_8.png

5
復元されるシステム イメージが表示される
表示内容を確認して「完了」をクリック
restore_9.png

6
確認画面が表示される
「はい」をクリック
restore_10.png

7
復元が始まる
restore_11.png

8
復元処理が終了すると自動的にPC再起動となる
restore_12.png

9
システムイメージから復元されたWindowsが起動する。



クローン作成
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余計なHDDを接続していると作業ミスを招くことになるので,クローン元のHDD(すでにWindowsImageBackupを作成してあるHDD) と
クローン先のHDD だけを接続しておく。
クローン先のHDDは全てのpartitionを削除した「未割当て」の状態にしておく。(diskpart コマンドで clean を実行すればいい)

1
Windows11インストール・メディア(またはシステム修復ディスク)をセットしてPC起動する。
インストール画面が表示されたら「コンピュータを修復する」を選択する。
clone_1.png

※システム修復ディスクで起動した場合は、キーボードレイアウト選択画面が表示される。
「その他のキーボードレイアウトを表示」をクリックし続けて「日本語」が表示されたら選択する。
clone_1_1.png

2
オプションの選択画面になるのでトラブルシューティングを選択する
clone_2.png

3
「イメージでシステムを回復」 を選択する
clone_3.png

4
システムイメージのあるディスクが表示される
ここでシステムイメージを選択することができる
「次へ」をクリック
clone_4.png

5
「次へ」をクリック
clone_5.png

6
「完了」をクリック
clone_6.png

7
確認画面が表示される。
「はい」をクリック
clone_7.png

8
クローン作成(新しいHDDへの復元)が始まる
clone_8.png

9
処理が完了すると自動的に「再起動」が行なわれ,クローンHDDからWindowsが起動する。
clone_9.png

10
以上でクローン作成は完了



wbadmin (Windows Backup admin)     [TOPへ]
マイクロソフト サイト参照
※このサイトから wbadminの全ての処理を参照できる。
※日本語サイトは翻訳が適切ではない部分があるので、英語サイトを参照すること。
英語サイト
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/administration/windows-commands/wbadmin
日本語サイト
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/wbadmin

wbadmin Windows Backup adminコマンドを使用したシステムイメージバックアップ     [TOPへ]

※バックアップ先のフォルダ名は、「システムイメージの作成」の場合と同じ WindowsImageBackup である。
※ドライブ単位のバックアップしかできない。(フォルダ単位の指定はできない)
※「管理者として実行」する。

例:CドライブをEドライブにバックアップする。
-backupTarget バックアップ先のドライブを指定する。
-allCritical システム回復に使用できるバックアップを作成する。
-quiet プロンプトを表示しない。
wbAdmin start backup -backupTarget:E: -include:C: -allCritical -quiet

※保存場所(backupTarget)の容量が不足する場合は下記のエラー表示となる。
バックアップの保存場所の空き領域が、データをバックアップするために十分ではありません。

例:EFIシステムで -include:C: -allCritical を指定した場合の経過は次のように表示される。
ボリューム情報を取得しています...
これにより (EFI システム パーティション),(C:),回復 (300.00 MB) が E: にバックアップされます。
バックアップ処理中は経過が表示される。
終了すると次のような表示になる。

バックアップ操作の概要:
-----------------------
バックアップ操作が正常に完了しました。
ボリューム (EFI システム パーティション) (100.00 MB) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム (C:) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム 回復 (300.00 MB) のバックアップは正常に完了しました。
正常にバックアップされたファイルのログは、C:\Windows\Logs\WindowsBackup\Backup-dd-mm-yyyy_xx-xx-xx.log のように出力されている。

バックアップ先には WindowsImageBackup というフォルダが作成されている。
このフォルダはシステムリストア時にバックアップイメージとして使用できる。
バックアップログファイルにはバックアップ成功したボリュームの情報が書かれている。

例:C、D、Fドライブを含めてシステム回復に使用できるバックアップを行なう。
wbAdmin start backup -backupTarget:E: -include:C:,D:,F: -allCritical -quiet

例:ネットワーク上のフォルダにバックアップする。
wbAdmin start backup -backupTarget:\\remoteComputer\Folder -include:C: -allCritical -quiet



wbadmin クローン作成     [TOPへ]
※wbadmin start sysrecovery で -recreatedisks パラメータを使用することでクローン作成が出来る。
作業は Windows 回復環境 (WinRE)で行なう。

クローンを作成するディスクは、gpt形式、NTFSフォーマット、ドライブレターを付けて作成しておく
※「未割り当て」の状態ではなく、データを書き込める状態にしておけばいい。
データを書き込めることが認識されると、バックアップデータの内容でクローンディスクが作成される。
例:diskpartで作成する
list disk
select disk #  ( # はdisk 番号を指定する)
clean
convert gpt
create partition primary
format fs=NTFS quick
assign letter = W   (任意のドライブレターを割り当てる。ドライブレターを削除するには remove letter = W)
list volume      (念のためドライブレターを確認)
exit

WinRE環境のコマンドで作業する

ボリュームがマウントされていることを確認する。
mountvol
※ WinRE環境なので、Windows環境で割り当てたドライブレターとは異なることに留意。
※ GUIDベースのPATH と ドライブレターを確認できる。
※ dir コマンドでドライブのフォルダ、ファイルを確認することができる。
wbadmin-mountvol.png

バックアップ ボリュームの「バージョン識別子」を確認する。
wbadmin get versions –backuptarget:c:
※ –backuptarget とは WindowsImageBackup フォルダのあるドライブのことである。
※ ドライブはGUIDで指定してもいい( wbadmin get versions –backuptarget:\\?\Volume{8d21b18f-cd80-46cc-9794-9897c26aaf16}\ )
wbadmin-get-versions.png

-recreatedisks パラメータを指定して wbadmin start sysrecovery を実行する。
wbadmin start sysrecovery -version:バージョン識別子 -backupTarget:バックアップフォルダのドライブ -recreateDisks
wbadmin start sysrecovery -version:07/12/2021-07:18 -backuptarget:c: -recreatedisks
wbadmin-start-sysrecovery-1.png
Y を入力して処理を進める。

処理経過情報が表示される。
wbadmin-start-sysrecovery-2.png

処理が完了した。
wbadmin-start-sysrecovery-3.png
終了して再起動すると、作成されたクローンディスクからWindowsが起動する。

[TOPへ]

end of list