iso-usb
update 2013-07-05


iso -> usb 作成
    UEFI対応のUSBフラッシュドライブを作成する方法
   
diskpartコマンドで作成する方法
   
ファイルが4GBを超えている場合の作成方法
iso -> usb 作成(bootable iso から bootable usbを作成する)

usb -> iso 作成(bootable usb から bootable isoを作成する)
usb -> iso 作成(oscdimg.exe使用)



iso -> usb 作成
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UEFI対応のUSBフラッシュドライブを作成する方法      [先頭へ戻る] 

4GBを超えるファイル(install.wim)に対応したUSBフラッシュドライブを作成する。(install.wim は install.esd というファイル名の場合がある)
※USBフラッシュドライブのパーティションはGPTパーティションとする。
※USBフラッシュドライブには2つのパーティション(FAT32とNTFS)を作成する。
1.
ディスクの管理でUSBフラッシュドライブのパーティションをすべて削除する。
つまり、いったん「未割り当て」状態にする。
2.
1GBのパーティションを作成し、FAT32でフォーマットする。(下図 ディスクの管理の BOOTパーティション 参照)
FAT32領域にbootファイルを置くためである。( exfatはUEFIが認識しないので使用できない )
3.
残りのパーティションはNTFSでフォーマットする。(下図 ディスクの管理の sourcesパーティション 参照)
4.
ISOファイルをマウントする。(エクスプローラでISOファイルを右クリック/マウント)
5.
"sources"フォルダ以外のファイルとフォルダーをFAT32領域にコピーする。
※下図 BOOTフォルダの内容を参照。
6.
FAT32領域に、新規に"sources"フォルダを作成する。(フォルダ名は sources でなければUSBフラッシュドライブのbootに失敗する)
作成した"sources"フォルダにマウントした"sources"フォルダ内のboot.wimだけをコピーする。
FAT32領域にboot用のファイルを置いておくためである。
※下図 BOOフォルダの内容を参照。
7.
USBフラッシュドライブのNTFSパーティションにはマウントしたすべてのファイルとフォルダをコピーしておく。
※下図 sourcesフォルダ参照。
※実際に必要なものは sourcesフォルダからboot.wimを除いたものであるが、sourcesフォルダを丸ごとコピーしておけばいい。
8.
以上でUEFI対応で起動できるUSBフラッシュドライブが作成できた。
※セキュアブートは無効に設定する。(NTFSパーティションがあるので、セキュアブート有効では認められない)
※PCブートすると、FAT32パーティション内のブート情報を認識して、NTFSパーティション内のインストールファイル( install.wim または install.esd )を使用してインストールが行なわれる)

uefi-usb1.png



diskpartコマンドで作成する方法     [先頭へ戻る]

1. USB flashの初期化とfat32フォーマット
※UEFIに対応するためfat32フォーマットにする。( exfatはUEFIが認識しないので使用できない )
diskpart //diskpartを起動
DISKPART> list disk //ディスク一覧を確認
DISKPART> select disk # //ディスク番号 # を指定する
DISKPART> clean     //ディスクのパーティション フォーマット(パーティション テーブル情報)を削除する
DISKPART> convert gpt   //GPTに変換
DISKPART> create partition primary //全領域に1つのプライマリパーティションを作成
DISKPART> format fs=fat32 quick //fat32でクイックformat
DISKPART> assign //ドライブレター(ドライブ名)を割り当てる (ドライブ名指定を省略すると、空いている一番若いドライブ名が割り当てられる)
ドライブ名を指定する場合は assign letter=S のように指定する ( 解除する場合は remove letter=S のように指定する )
DISKPART> list volume  //USBに割り付けられたドライブレターを確認
DISKPART> exit //diskaprtを終了する

2. bootsect コマンドでマスターブートコードを更新する。( USB flash からブートできるようにする)
※この処理はMBRブートの場合には必要であるが、UEFIでは必要ない。(UEFIブートの場合に作成しても使われないだけで害はない)
※ここでは assign したドライブレターを S としている。
bootsect /nt60 S:

3. Win10のファイルエクスプローラでWin10インストール用 isoファイルをマウントして内容を丸ごとUSB flashのrootにコピー。
ファイル、フォルダをすべて選択してUSB flash に「送る」。
※xcopy コマンドでは下記のようにする。( コピー元ドライブを H: コピー先ドライブを S: としている)
xcopy /herky H:\*.* S:\

以上でbootableなUSB flashが作成できた。



ファイルが4GBを超えている場合の作成方法     [先頭へ戻る]

注意事項 (install.wim ファイルが4GBを超えている場合の対応。install.wim は install.esd というファイル名の場合がある)
fat32では1つのファイルが4GBを超えると対応できない。( exfat はUEFIが認識しないので使用できない)
例えば インストール用 isoファイルの\sourcesフォルダにある install.wim ファイルが4GBを超えている場合は 分割して対応する必要がある。

1. インストールメディアを格納する USB を準備する
list disk
select disk xxx
clean
convert gpt
create partition primary
format fs=FAT32 quick
exit

bootsect コマンドでマスターブートコードを更新する。( USB flash からブートできるようにする)
※この処理はMBRブートの場合には必要であるが、UEFIでは必要ない。(UEFIブートの場合に作成しても使われないだけで害はない)
bootsect /nt60 D: (USBはD: であるものとする)

2.インストールメディアをマウントして Install.wimを除いてUSBにコピーする。
PowerShell copy-item を使用。
インストールメディアは F: 、USBは D: であるものとする。
-Verboseは処理内容を画面に表示するという指定である。
copy-item F:\* D:\ -Exclude "install.wim" -Recurse -Verbose

3.Install.wimを分割してUSB の sources に install.swm ファイルとして作成する。
Dism.exe コマンドを使用する。
インストールメディアは F: 、USBは D: であるものとする。
/FileSize:3072 の指定は MB単位。(3072MBは、3.072GB 単位で分割することを意味している)
Dism.exe /Split-Image /ImageFile:F:\sources\install.wim /SWMFile:D:\sources\install.swm /FileSize:3072
処理には時間がかかる。
「操作は正常に完了しました。」と表示されるまで待つ。

4.以上でUEFI 対応のインストールメディア(bootable USB)を作成することができた。
※USBの\sources\フォルダには install.swm 、install2.swm が作成されていた。

---マイクロソフト サイトの説明
「Windows イメージ ファイル (.wim) を複数の DVD にまたがるように分割」
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/split-a-windows-image--wim--file-to-span-across-multiple-dvds

Windows イメージを分割します。
Dism /Split-Image /ImageFile:C:\sources\install.wim /SWMFile:C:\sources\install.swm /FileSize:4700

分割された 最初の swm ファイルは、「install. swm ファイル」が付けられる。
2番目以降のファイル名は、install2 ファイル、install3 ファイルなどのように、数字が付けられる。
/FileSize:4700 の指定は 作成される分割された swm ファイルごとの最大サイズを MB 単位で指定する。



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(1)マイクロソフトWindows7-USB-DVD-Download-Tool-Installer-en-US.exeをダウンロード
Windows7となっているがWin8, Win10でも使用できる。
Windows USB/DVD Download Toolの説明サイトは http://www.microsoft.com/en-us/download/windows-usb-dvd-download-tool#installation
説明の中の「Click to open the Windows USB/DVD Download Tool page.」という記述のリンクをクリックすると
http://wudt.codeplex.com/ のページになるので
「download」をクリックしてWindows7-USB-DVD-Download-Tool-Installer-en-US.exe をダウンロード、インストールする。
インストール先は"%userprofile%\AppData\Local\Apps\Windows 7 USB DVD Download Tool"
インストールするとデスクトップにショートカットアイコンが作成されるので実行する。
icon1.png

(2) 画面が表示される。
「Browse」ボタンをクリックして「Source file」に isoファイルを指定する。
1iso-usb.png
「Next」ボタンクリック。

(3) 「USB device」ボタンをクリックしてUSBメモリをセットしてあるドライブを指定する。
※「Start over」 とは「やり直し」のことである。
2iso-usb.png

3iso-usb.png
出力先を確認して「Begin copying」をクリック。

(4) USBメモリをformatしたあとでコピーが始まる。
4iso-usb.png

(5) 作成完了。
※「X」をクリックして終了。
5iso-usb.png



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下記のimgburnでの説明はBIOSモードのブータブルiso作成例である。
※UEFIモードの場合は「注記」部分を適用する。

(1) imgburn をダウンロードしてインストールする。
http://www.imgburn.com/
※デフォルトのインストール先は C:\Program Files\ImgBurn\ImgBurn.exe

(2) ブータブルUSBをPCに挿す。
7iso-usb.png

(3) デスクトップの imgburn アイコンをクリックして実行する。
icon2.png

(4)  「Create image file from files / folders」をクリックする。
6iso-usb.png

(5) Source と Destinationの指定
「Browse for a folder」ボタンをクリックして、挿してあるUSBドライブを指定する。
「Browse for a file」ボタンをクリックして、isoファイル出力先を指定する。
8iso-usb.png

(6) 「Advanced」タブ -> 「Bootable Disc」の情報を指定する
「Make Image Bootable」をオンにする。
「Boot Image」は「Browse for a file」 ボタンをクリックして、ブータブルUSBドライブのbootフォルダにある etfsboot.com ファイルを指定する。
「注記」:UEFI の場合は efi\boot\microsoft\efisys.bin ファイルを指定する。(ファイルサイズは 1,474,560 バイト)
「Developer ID」は「microsoft」と入力しておく。(任意の名前で構わない)
「Load Segment」は 「07C0」(デフォルトで表示されている)
「Sectors To Load」は「8」(デフォルトでは 4 と表示されている) 「注記」:UEFI の場合は 2880
※ブートイメージファイルのサイズ/512バイトがsector数である。(Boot Image 4096バイトなら 4096/512= Sector数は 8)
  「注記」:UEFIの場合は 1,474,560 / 512 = 2880
以上で設定は完了。
9iso-usb.png
「Build」ボタンをクリックすれば、確認画面が表示されたあとで iso イメージ作成が開始される。

(7) 作成完了
10iso-usb.png



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コマンドプロンプト(管理者)で oscdimg.exe使用

oscdimg.exeはd:\w8\oscdimg.exeにあるものとする。
ドライブ j にiso作成対象のフォルダやファイルがあるものとする。
下記の処理の意味は次のようになる。
ドライブ j: のブートイメージファイルj:\boot\etfsboot.comでBIOSブート情報を作成し、
j:\efi\microsoft\boot\efisys.binでUEFIブート情報を作成し、
j:\ 傘下にあるフォルダ、ファイルを元にして
ドライブD:にブータブルisoファイル d:\w8\w81-uefi.iso を出力する。

d:\w8\oscdimg.exe -m -o -u2 -udfver102 -bootdata:2#p0,e,bj:\boot\etfsboot.com#pEF,e,bj:\efi\microsoft\boot\efisys.bin j:\ d:\w8\w81-uefi.iso


end of list