ntlite
update 2017-12-24
要約
Win10環境をカスタマイズするツールである。
・ 現在の環境をカスタマイズすることができる。(Live install 環境と呼ぶ)
・ インストール用のisoファイルをloadして、カスタマイズした内容の isoファイルを作成することができる。(Image 環境と呼ぶ)
・ ホームページ:https://www.ntlite.com/
「Download」をクリックしてインストール用プログラム(NTLite_setup_x64.exe)をダウンロードしてインストールする。
・ Documentationページ:https://www.ntlite.com/documentation/
使用方法
0-1)使用に先だって、処理対象のisoファイルを展開しておく。
たとえば 7z で iso右クリック/「ここに展開」 で 任意のフォルダに展開しておく。(このフォルダの内容がntliteの「ソースデータ」となる)
またはWindows10エクスプローラでiso右クリック/「マウント」 で ドライブにマウントして、別のフォルダに丸ごとコピーしておく。(このフォルダの内容がntliteの「ソースデータ」となる)

0-2) ntliteを起動すると「Image」メニューが表示され ていて Deployed Images には現在の環境が表示されている。
「File」メニューではntliteの設定などを確認できる。
※画面の説明は・・・
Load and existing source below, or add one to the list by using the toolbar.
Source can be deployed Windows or its ISO content copied to a writable directory.
ソースをロードするか、ツールバーを使用してリストに追加します。
ソースは、Windowsに展開されます。ISOの内容をディレクトリにコピーできます。

1) 「image」メニューにて「Add」ボタンクリック -> 「Image directory」クリック ->
ソースデータの置いてある「親フォルダ」を選択指定すると、「Source list」欄の「Image
history」に処理対象Imageとして表示される。
この「Image history」に表示されている項目を選択して「Load」すると「Mounted images」に処理対象のimageが表示される。
※「Source list」欄の項目を選択して「Forget」ボタンが有効になった場合は、該当項目を消す(処理対象外にする)ことができる。
※「Source list」欄の項目を選択して「Create ISO」ボタンが有効になった場合は、ISOファイルを作成することができる。

2) カスタマイズしたいeditionを選択 ->「Load」アイコンをクリックするとデータがloadされ、経過状況がプログレス表示される。
※Load完了までには時間がかかる。(内容を展開して作業するので25分〜30分程度かかる)
loadが完了すると「Loaded」という表示になり、画面左側にカスタマイズ処理のメニューが表示される。
「Mounted images」には処理対象のimageが表示されている。
※元の画面(「Source」画面)に戻るには「Source」をクリックする。
※この時点で項目を選択して「Create ISO」が可能になっている場合はISOファイルを作成することができる。
※画面の説明は・・・
Use page navigation on the left for more options.
To select another image, unload current or choose New session from the toolbar.
カスタマイズする内容については、画面左側に表示されている項目を選択してください。
別のimageを選択するには、現在のimageをアンロードするか、ツールバーから[新しいセッション]を選択します。

3) 画面左側のタスクを選択して、内容をカスタマイズする。
※各項目を選択してチェックマークを外したり、Disabledにすることができる。(ただし、この判断は非常にむずかしい)
3-1 Component
※画面の説明は・・・
Uncheck component for remove.
Removal is permanent, restoring a component requires a refresh(Win10), reinstall or backup recovery.
Blue locked component require a license.
削除するにはコンポーネントのチェックを外します。
コンポーネントの復元にはRefresh(Win10)、再インストール、またはバックアップリカバリが必要です。
青い表示のロックされたコンポーネントにはライセンスが必要です。

3-2 Features
※画面の説明は・・・
Select which features to enable.
This page does the same as Control Panel-'Turn Windows Features on or off' would do.
有効にする機能を選択します。
コントロールパネルと同じように機能します。(「Windowsの機能をオンまたはオフにする」という設定を行います)

3-3 Settings
※画面の説明は・・・
Change various Windows settings for all users.
Click on a value on the right to toggle choices, or far right button for a menu, where appropriate.
すべてのユーザーのさまざまなWindows設定を変更します。
必要に応じて、右側の値をクリックして選択肢を切り替えるか、右端のボタンをクリックしてメニューを切り替えます。

3-4 Services
※画面の説明は・・・
Change service settings.
Be careful not to disable crucial services.
サービス設定を変更します。
重要なサービスを無効にしないように注意してください。

3-5 Extra Services
※画面の説明は・・・
Warning! Include boot crucial and driver services, mainly removed with components.
警告! 主にコンポーネントとともに削除される、重要なブートサービスとドライバーサービスを含めます。

3-6 Updates
※画面の説明は・・・
Add update or language packages to the list.
For red marked packages, use Analyze.
更新パッケージまたは言語パッケージをリストに追加します。
赤で表示されたパッケージの場合は、分析が必要です。

3-7 Drivers
※画面の説明は・・・
Add drivers to the list and review hardware requirements.
リストにドライバーを追加し、ハードウェア要件を確認します。

3-8 Registry
※画面の説明は・・・
Integrate registry files and edit hives, directly on the image.
HKCU applies to all users.
レジストリファイルを統合し、画像上で直接ハイブを編集します。
HKCUはすべてのユーザーに適用されます。

3-9 Unattended
※画面の説明は・・・
Configure Windows setup choices in advance, making a fully automated installation.
Enable this page with the top-left toolbar option.
Windowsセットアップの選択肢を構成し、完全自動インストールを行います。
左上のツールバーオプションを使用して、Enable、Disableを設定できます。

3-10 Post-Setup
※画面の説明は・・・
Manage post-setup execution of command and application installations.
it gets executed at the end of setup once, machine type as system user.
コマンドおよびアプリケーションインストールのセットアップ後の実行を管理します。
セットアップの最後に、システムユーザーとしてのマシンタイプで一度実行されます。

4) カスタマイズが終わったら「Apply」をクリックして、imageをどのように処理するかを選択する。
※Remove nonessencial editions(必要でないeditionsの除外) のチェックボタンをクリックすれば処理対象外editionsにマークが付く。
ISOファイルを作成する場合は「Create ISO」にチェックを付ける。
設定が終わったら「Process」(処理実行)アイコンをクリックする。
※画面の説明は・・・
Configure image tasks,review pending changes and use Process button on the toolbar when ready.
imageタスクを構成し、保留中の変更を確認し、準備ができたらツールバーの[処理]ボタンをクリックします。

5) Task画面が表示され、処理内容が表示される。
Progress欄には進行状況が表示される。(処理が終わった項目には Done と表示される)
※処理完了まで時間がかかる。
処理完了すると、ソースを置いたフォルダに Auto-saved session {69B6D764-DF18-4273-903E-C473228BB66E}.xml のようなファイルが作成されている。
「Apply」処理は完了したので「Source」ボタンをクリックしてSource画面に戻る。

6) Source画面に戻る
※この時点で項目を選択して「Create ISO」が可能になっている場合はISOファイルを作成することができる。

7) 作業終了する場合
※「Mounted images」が残っているままだと、Loadしたソースデータ のフォルダを削除できない。(Unloadすれば削除できる)
「Mounted images」が残っている場合は、Unload して終了する。
end of list