WiFi adapter (USB 無線LAN アダプター)
update 2020-04-16


PC環境
下記のOSでPCをWiFi ルータ(親機)として使うことができた。
Windows 10 version 1903
Linux fedora31(Xfce)
Linux ubuntu 20
Virtualbox (HOST:Windows 10 version 1903 , GUEST:Windows 10 version 1903, fedora , ubuntu のGUEST PC)

USB WiFiアダプター(USB WiFi dongle) 2種類を試してみた(どちらもWindows10,Linuxとも使用できた)
    BUFFALO WLI-UC-GNM2S
    WA360600 (通販Aliexpressで購入したので、製品名は不明)



BUFFALO WLI-UC-GNM2S   「トップに戻る」
https://www.buffalo.jp/product/detail/wli-uc-gnm2s.html
gmn2s.jpg



Win10 の場合

Win10 PCに挿しただけの時点ではドライバーをインストールしていないので、デバイスマネージャには「ほかのデバイス」として表示されている
wifi-1.jpg

ドライバーをインストール
添付CDをセットして「Setup.exeの実行」をクリックしてドライバーをインストールする

※BUFFALO WLI-UC-GNM2SのWEBページの「ソフトウェア」から「WLI-UC-GNM2シリーズ設定CD」をダウンロードすれば、添付CDと同じものを作成できる。
ダウンロードしたwliucgnm2-121.exeファイルを実行すると C:\BUFFALO\wliucgnm2-121フォルダに添付CDと同じ内容が展開される。

Setup.exeを実行すればインストール画面が表示される。
インストール画面に表示されている「かんたんスタート」をクリックしてインストールをはじめる。
wifi-2.jpg

インストールするソフトが表示されている。
「インストール開始」をクリックする。
wifi-3.jpg

ドライバーのインストールに続けて「クライアントマネージャ」のセットアップが開始される。
wifi-4.jpg

wifi-5.jpg

インストールが完了したので「次へ」をクリックせずに画面右上の「X」で処理終了しても構わない。
※「次へ」ボタンで進んでもドライバーインストールに関係する処理は無い。
wifi-6.jpg

win10を再起動するとインストールした内容が反映される。

win10「サービス管理」の「WLAN AutoConfig」が自動実行になっている。
win10を起動すると「モバイル ホット スポット」が使える状態になっている。
wlan-autoconfig.jpg

設定画面に「モバイル ホット スポット」が表示されている。

mobile-hot-spot1.jpg
WLI-UC-GNM2Sを抜けば「モバイル ホット スポット」は非表示になる。
WLI-UC-GNM2Sを挿せば「モバイル ホット スポット」は表示される。

「モバイル ホット スポット」の設定を行なうことができる
ネットワーク名(SSID)とネットワークパスワードはデフォルトで設定されている。
「編集」ボタンを押して ネットワーク名(SSID) および ネットワークパスワードを変更することができる。
mobile-hot-spot2.jpg

デバイスマネージャのネットワークアダプタには
BUFFALO WLI-UC-GNM2 Wireless LAN Adapter ,Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter が表示されている
device-manager.jpg

ネットワーク接続には BUFFALO WLI-UC-GNM2 Wireless LAN Adapter ,Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter が表示されている
wifi-network.jpg

コマンド ライン(管理者)による設定
構成情報の設定(ssidはネットワークの名前。 passwordは接続するパスワード)
netsh wlan set hostednetwork mode=allow ssid="<SSID>" key="<PASSWORD>"
※例 netsh wlan set hostednetwork mode=allow ssid="MyHotSpot" key="PassHotSpot"
アクセスポイントは、WPA2-PSK(AES)暗号化で作成される。

ネットワーク(Wi-Fiネットワーク)の通信を開始する。
netsh wlan start hostednetwork

接続情報(SSID名、認証タイプ、無線タイプなど)を表示する
netsh wlan show hostednetwork

netsh wlan のヘルプは
netsh wlan /?
add            - テーブルに構成エントリを追加します。
connect        - ワイヤレス ネットワークに接続します。
delete         - テーブルから構成エントリを削除します。
disconnect     - ワイヤレス ネットワークから切断します。
dump           - 構成スクリプトを表示します。
export         - WLAN プロファイルを XML ファイルに保存します。
help           - コマンドの一覧を表示します。
IHV            - IHV ログ記録用のコマンド。
refresh        - ホストされたネットワーク設定を最新の状態に更新します。
reportissues   - WLAN スマート トレース レポートを生成します。
set            - 構成情報を設定します。
show           - 情報を表示します。
start          - ホストされたネットワークを開始します。
stop           - ホストされたネットワークを停止します。



fedora(Xfce)

LinuxではWiFi Hotspotと言う。
※Windows10ではモバイル ホット スポット(Mobile Hotspot)と言っている。

XfceではWi-Fiホットスポットの環境が作成されているので、ドライバーのインストールは必要ない。
Wi-Fiネットワーク設定を行なえばすぐにWi-Fiホットスポットが使用できる。

fedoraを起動すると「アプリケーション」/「設定」/「Advanced Network Configuration」メニューがある。
xfce_wifi_a.jpg

Wi-Fi ネットワークを作成する

「ネットワーク接続」画面を表示してネットワーク追加(「+」のアイコン)をクリックして Wi-Fi ネットワークを新規に作成する。

xfce_wifi_b.jpg
※Wi-Fi 接続 設定情報は /etc/sysconfig/network-scripts/ フォルダ内にファイルとして保存される。

全般 タブ
xfce_wifi_1.jpg

Wi-Fi タブ
Deviceを選択
SSID:任意の名前を入力する
Mode:プルダウンメニューよりホットスポットを選択する
Device:プルダウンメニューよりデバイスを選択(WiFi アダプタが認識されている)

xfce_wifi_2.jpg

WiFi セキュリティー タブ
Securityを選択(WPA & WPA2 Personalを選択)
Passwordを入力
xfce_wifi_3.jpg

プロキシー タブ
xfce_wifi_4.jpg

IPv4設定 タブ
xfce_wifi_5.jpg

IPv6設定 タブ
xfce_wifi_6.jpg

ネットワーク アイコン右クリックして「Wi-Fi を有効にする」をオン

xfce_wifi_c.jpg

以上で Wi-Fi 端末からXfceのWiFi Hotspotにアクセスすればインターネットに接続できる。

「トップに戻る」


WA360600(通販:Aliexpress¥405円で購入)  「トップに戻る」
spec.jpg
Win10 に挿すだけで モバイル ホットスポットでWiFi接続できた。(Win10の場合はドライバーインストール不要)
※Linux fedora , ubuntu はドライバーインストールしてWiFi接続できた。(インストール作業は後述)

usb_adapter_wifi.jpg

win10 デバイスマネージャー/ネットワークアダプター に認識されている。
device_manager.jpg

Linuxドライバーをインストールする
※参照サイト: https://github.com/brektrou/rtl8821CU
※Realtek 8811CUとして認識されているが,rtl8821CUドライバーをインストールする。
※fedora , ubuntu で使用するコマンドは、ほぼ同じ。( dnf , apt の違いがある)
fedora
ubuntu
USB-wifi-adapterをPCに挿して lsusb コマンド実行
lsusb
USB-wifi-adapterを見つける。
ID 0bda:c811 Realtek Semiconductor Corp. のように認識されている

sudo dnf update

sudo dnf install make
sudo dnf install gcc
sudo dnf install kernel-headers  または
sudo dnf install kernel-headers-$(uname -r)
※ $(uname -r) は 「uname -r」で表示された値(リリース番号)を入力
sudo dnf install git

mkdir -p ~/build
cd ~/build
sudo git clone https://github.com/brektrou/rtl8821CU.git

sudo dnf install dkms

cd ~/build/rtl8821CU
sudo make (sudo指定しないとエラー発生)
sudo make install

USB WiFiアダプターをいったん抜いて、插し直すとネットワークにWiFiが表示された。
新規にWiFi接続を作成するとWiFi使用出来た。

fedora_wifi_1.jpg

fedora_wifi_2.jpg

USB-wifi-adapterをPCに挿して lsusb コマンド実行
lsusb
USB-wifi-adapterを見つける。
ID 0bda:c811 Realtek Semiconductor Corp. のように認識されている

sudo apt update
sudo apt upgrade

sudo apt install make
sudo apt install gcc
sudo apt install linux-headers-$(uname -r)
※ $(uname -r) は 「uname -r」で表示された値(リリース番号)を入力

sudo apt install git

mkdir -p ~/build
cd ~/build
sudo git clone https://github.com/brektrou/rtl8821CU.git

sudo apt install dkms

cd ~/build/rtl8821CU
sudo make (sudo指定しないとエラー発生)
sudo make install

USB WiFiアダプターをいったん抜いて、插し直すとWiFi「オン」が表示された。
「WiFiアクセスポイントをオンにする」をクリックして
新規にWiFi接続を作成するとWiFi使用出来た。
ubuntu_wifi_1.jpg

「トップに戻る」

end of list