w10-system-image(システムイメージ バックアップと復元)
update 2017-06-10

環境

win10 pro(バージョン 1703 OSビルド番号:16215)

要約
システムイメージの作成(バックアップ)および復元(リストア)を行なった際のメモである。

※win10のコントロールパネルの表示は以前から「バックアップと復元(Windows7)」となっていて、Windows7のバックアップと復元ツールで作成したバックアップはwin10でも使用できる、ということをあらわしている。
※win8.1で廃止されていた「システム修復ディスク作成(recdisc.exe)」プログラムが復活している。



システムイメージの作成および復元処理を図解すると下記のようになる

バックアップ
disk1のシステム領域およびデータ領域を「システムイメージの作成」にてdisk2のWindowsImageBackupフォルダにバックアップする。

復元
disk2のWindowsImageBackupフォルダから元のdisk1に「イメージでシステムを回復」する。
disk1はWindowsImageBackupフォルダの内容で書き換えられる。(つまり「復元」される)

復元およびクローン作成(「システム修復ディスク」でPCを起動して作業する)
disk2のWindowsImageBackupフォルダから、元のdisk1に復元することができる。
disk2のWindowsImageBackupフォルダから別のdisk3に「イメージでシステムを回復」するとクローンディスクを作成できる。
disk3の容量はdisk1と同じサイズ、または大きいサイズであること。

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システム修復ディスクの作成
システム修復ディスクとはPCが起動できないなどのトラブル発生時に、このディスクでPC起動して修復を行なうツールである。
システム修復ディスクの内容はインストールDVDの 「コンピュータを修復する」の内容と同じである。

システム修復ディスクは一度作成しておけばいい。(何度も作成する必要はない)

「コントロールパネル」 / 「バックアップと復元」 / 「システム修復ディスクの作成」にて作成する。
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※「ファイル名を指定して実行」にて recdisc.exe を実行しても作成できる。
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システムイメージの作成

1 「コントロールパネル」 > 「ファイル履歴」 > 「システムイメージバックアップ」 > 「システムイメージの作成」をクリックする。

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2 バックアップの保存場所を選択する
HDD、USBスティックなど複数のデバイスを装着している場合はプルダウン矢印でメニュー表示してデバイスを選択できる。
※USBスティックはNTFSフォーマットしておくこと。
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3 バックアップ対象のドライブを選択する
システム領域はデフォルトで選択済みになっている。
データ領域のドライブの選択は任意である。
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4 バックアップの設定を確認して「バックアップの開始」ボタンをクリックする。
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5 バックアップが始まる。
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6 正常に完了したことを確認する
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7 バックアップ情報はWindowsImageBackup フォルダに保存されている。



システムの復元(リストア:Restore) および クローンディスク作成

要点
復元するHDD 1台とバックアップHDD 1台を接続した環境で復元処理する。
※復元作業に関係のないHDDを接続しておくと作業中にHDD選択ミスを招くことがあるからである。
※すでにシステムの存在するHDDを接続していると、自動的に復元先とみなされてしまう。

復元するHDDサイズ(容量)はバックアップ時の「システム領域 + データ領域」と同じサイズまたは大きいサイズであることが必要である。


PCが起動できている場合の復元手順

「設定」 > 「更新とセキュリティ」をクリックする。
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「回復」 > 「今すぐ再起動する」をクリックする。
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 「トラブルシューティング」をクリックする。
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「詳細オプション」をクリックする。
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「イメージでシステムを回復」をクリックする。
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これ以降は、下記の「システムイメージバックアップの選択画面になる」に続く。


HDDから起動できないので「システム修復ディスク」でPC起動して復元する場合の復元手順

キーボード レイアウトの選択にて日本語を選択する。
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  「トラブルシューティング」を選択する。
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  「イメージでシステムを回復」を選択する。
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システムイメージバックアップの選択画面になる。
「システムイメージを選択する」を選択する。
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5 システムイメージを選択して「次へ」ボタンをクリックする。
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6 該当するシステムイメージを選択して「次へ」ボタンをクリックする。
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7 何も指定しないで「次へ」ボタンを押す。
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8 復元する内容を確認して「完了」ボタンをクリックする。
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9 「はい」をクリックする
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10 復元処理が始まる
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復元処理が終了すると自動的にPC再起動して、復元したHDDからwin10が起動する。



WindowsImageBackup フォルダ

バックアップ情報はWindowsImageBackup フォルダに保存されている。
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フォルダの容量が溢れた場合は古いフォルダは上書きされる。

サブフォルダはPC名である。(PC名でサブフォルダが作成されるので、バックアップ情報はPCごとに区別して作成されている)
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サブフォルダは Backup yyyy-mm-dd 999999 という名前で作成されるので、作成日付、番号で識別できるようになっている。
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※システムイメージバックアップを個別に分けておきたい場合はWindowsImageBackupフォルダ名を変更しておけばいい。
※同じ日付にバックアップした場合でも Backup yyyy-mm-dd xxxxxx のようにフォルダに番号が付いているので識別できる。



wbadmin Windows Backup adminコマンドを使用したシステムイメージバックアップ

※バックアップ先のフォルダ名は、「システムイメージの作成」の場合と同じ WindowsImageBackup である。
※ドライブ単位のバックアップしかできない。(フォルダ単位の指定はできない)
※「管理者として実行」する。

例:CドライブをEドライブにバックアップする。
-backupTarget バックアップ先のドライブを指定する。
-allCritical システム回復に使用できるバックアップを作成する。
-quiet プロンプトを表示しない。
wbAdmin start backup -backupTarget:E: -include:C: -allCritical -quiet

※保存場所(backupTarget)の容量が不足する場合は下記のエラー表示となる。
バックアップの保存場所の空き領域が、データをバックアップするために十分ではありません。

例:EFIシステムで -include:C: -allCritical を指定した場合の経過は次のように表示される。
ボリューム情報を取得しています...
これにより (EFI システム パーティション),(C:),回復 (300.00 MB) が E: にバックアップされます。
バックアップ処理中は経過が表示される。
終了すると次のような表示になる。

バックアップ操作の概要:
-----------------------
バックアップ操作が正常に完了しました。
ボリューム (EFI システム パーティション) (100.00 MB) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム (C:) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム 回復 (300.00 MB) のバックアップは正常に完了しました。
正常にバックアップされたファイルのログは、C:\Windows\Logs\WindowsBackup\Backup-dd-mm-yyyy_xx-xx-xx.log のように出力されている。

バックアップ先には WindowsImageBackup というフォルダが作成されている。
このフォルダはシステムリストア時にバックアップイメージとして使用できる。
バックアップログファイルにはバックアップ成功したボリュームの情報が書かれている。

例:C、D、Fドライブを含めてシステム回復に使用できるバックアップを行なう。
wbAdmin start backup -backupTarget:E: -include:C:,D:,F: -allCritical -quiet

例:ネットワーク上のフォルダにバックアップする。
wbAdmin start backup -backupTarget:\\remoteComputer\Folder -include:C: -allCritical -quiet

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