user-folder-name
update 2016-04-14

ユーザーフォルダ名の変更( C:\Users\usernameフォルダ)
※Win8 , 8.1 , 10 環境で作業したメモである。

インストール時にユーザーアカウント(例:user1)を作成すると、その名前で C:\Users\user1 フォルダが作成される。
このフォルダ名を変更したい場合はユーザープロファイルに留意して変更する必要がある。

変更手順

現在のユーザー:user1 とする。
フォルダ名user1 をuser2に変更するものとする。
作業を行なうための管理者ユーザー:useraddとする。

1 作業を行なうための管理者レベルのローカルユーザーアカウントを作成する。
※ユーザー:user1で作業する。

(1)コマンドラインにてcontrol userpasswords2 を実行。
ユーザーアカウント設定画面表示になる。

(2)「追加」ボタンをクリック。
「ユーザーの追加」画面になる。
[a] 「Microsoftアカウントを使わずにサインインする」をクリック。
[b] 「ローカルアカウント」をクリック。
ここでは「useradd」というユーザを追加するものとする。
[c] 「ユーザー名」useradd、「パスワード」「パスワードのヒント」を入力。
「完了」ボタン クリック。
以上でユーザーアカウント:useraddが追加された。

(3)追加したユーザーアカウントの「プロパティ」をクリック。
「グループメンバーシップ」タブにて「管理者」をオンにして「OK」ボタンクリック。
以上でアカウント追加完了。

(4)ここでいったんサインアウトして、作成したアカウント:useraddでサインインする。

(5)サインインすると追加したアカウントのユーザープロファイルが作成される。
ユーザーフォルダにもユーザー名のフォルダが作成されている。

2 ユーザーアカウント名変更
※追加した管理者ユーザー:useraddで作業する。
※ここではuser1 -> user2 に変更するものとする。

(1)「コンピュータの管理」(「Windows Key + X」)をクリック。
※「スタート」ボタン右クリック->「コンピュータの管理」

(2)「ローカルユーザーとグループ」をクリック -> 「ユーザー」を開いて user1 の名前を user2 に変更する。

(3)「コンピュータの管理」を終了する。

(4)パスワードの変更
user2のパスワードは、まだuser1のパスワードのままなので、control userpasswords2 を実行して
「リセット」をクリックしてパスワードを変更する。

※フォルダのユーザ名を変更するには、後述のオフライン起動でのコマンドプロンプトにて ren コマンドで行なう。
※オンラインでエクスプローラやコマンドプロンプトで変更しようとしても「アクセス拒否」となる。

3 ユーザープロファイルの変更
※追加した管理者ユーザー:useraddで作業する。

(1)レジストリキーを開く
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList

(2)各サブキー(S-1-5-* で始まっている)のエントリ:ProfileImagePath を調べて
C:\Users\user1 を C:\Users\user2 に変更する。

(3)レジストリ終了。

コマンドプロンプトをオフライン起動してユーザーフォルダ名を変更する。
※追加した管理者ユーザー:useraddで作業する。

「設定」->「電源」-> 「Shift + 再起動」を行なって
「トラブルシューティング」->「詳細オプション」->「コマンドプロンプト」起動。
ユーザーはuseraddでサインインして作業する。

Usersフォルダのあるドライブを確認してReNameを実行する。
ここではドライブ E:にusersフォルダがあるものとする。
フォルダ名user1 -> user2に変更する。
ren e:\users\user1 user2
コマンドプロンプトを終了。
「オプションの選択」画面にて「続行」をクリックしてPC再起動する。

5 user2でサインインすると修正されたプロファイル環境で起動する。

以上でプロファイルが切り替わった。(ユーザーフォルダ名がuser2に変更されている)
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6 作業で追加したuseraddアカウント、プロファイルの削除。

(1) 「control userpasswords2」を実行。
(2) アカウント:useraddを選択して「削除」ボタンをクリック。
(3) レジストリ キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
の各サブキーのエントリ:ProfileImagePathが useradd であるサブキーを削除する。
(4) エクスプローラに残っているフォルダ名:useraddはオフラインでのコマンドプロンプトで削除する。
e:\users\useraddフォルダが確認できた場合は /s オプションを付けて
rmdir /s e:\users\useradd
を実行してuseraddフォルダ傘下のサブフォルダも含めて全て削除する。
(5) 以上でユーザーフォルダ名:useraddも削除できた。


参考
ユーザーフォルダの移動(フォルダpathの変更)

※フォルダ C:\Users\user1 を D:\user1 に移動するものとする。

(1) PCを再起動し、ローカルアカウントで管理者権限ユーザーでログオンする。

(2) フォルダ C:\Users\user1 を D:\user1 に移動する。

(3) レジストリを変更する。
キー:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
名前(valuename):
ProfileImagePath を探す。
探す場所はProfileImagePathのデータ(value)が C:\Users\user1 となっているデータである。

(4) ProfileImagePathのデータを D:\user1 に変更する。

以上でユーザーフォルダが D:\user1 フォルダに移動できた。

end of list