system-image-backup (システム イメージ バックアップ)
update 2013-12-15

環境
Win8.1 およびWin8

作業上の要点、および手順

※システムイメージとはWindowsの起動や実行に必要な情報のことである。
※システムイメージバックアップはシステムの存在しない、独立したHDD-backupに作成しておくこと。

現在動作しているPC1やPC2にバックアップすると、HDD-pc1やHDD-pc2が壊れるとバックアップが利用できなくなる。
※バックアップ フォルダ(Windows ImageBackup)はPC名ごとのサブフォルダに分かれて保存される。
※バックアップを新規のHDD-newにリストアすれば、いわゆるHDDクローンを作成できる。

hdd.png
1.
コントロールパネルの「ファイル履歴」を選択する。
cpl-rireki.png

2.
「ファイル履歴」画面の左下の「システムイメージバックアップ」をクリックする。
※Win8の場合は「Windows7の回復」と表示されている。
rireki1.png

3.
バックアップデバイスの検索が始まる。
system-image1.png

4.
保存場所を選択する。
system-image2.png

5.
バックアップするドライブを選択する。
※この図はUEFI/GPTディスクの例である。
※BIOS/MBRディスクの場合のシステムドライブは「システムで予約済み」、「C:(システム)」のようになる。
system-image3.png

6.
設定を確認する。
※「上書きされる場合があります」と表示されている場合はバックアップ情報(WindowsImageBackup フォルダ)は上書きされる。
system-image-4.png

7.
バックアップの作成が始まる。
※処理経過が表示される。
system-image-5.png

8.
正常に完了
system-image-6.png

9.
バックアップ情報はWindowsImageBackup フォルダに保存されている。
※上書きされるので、最新のバックアップ情報になっている。
※サブフォルダはPC名である。(PC名でサブフォルダが作成されるので、バックアップ情報はPCごとに区別して作成されている)
※サブフォルダは Backup yyyy-mm-dd 999999 という名前で作成されるので、作成日付、番号で識別できるようになっている。
system-image-7.png

※システムイメージバックアップを個別に分けておきたい場合はフォルダ名を変更しておけばいい。
※同じ日付にバックアップした場合でも Backup yyyy-mm-dd xxxxxx のようにフォルダに番号が付いているので識別できる。
bk.jpg


参考資料
wbadmin (Windows Backup admin) コマンドを使用したシステムイメージバックアップ。
※ドライブ単位のバックアップしかできない。(フォルダ単位の指定はできない)

例:CドライブをEドライブにバックアップする。
-allCritical システム回復に使用できるバックアップを作成する。
-quiet プロンプトを表示しない。
wbAdmin start backup -backupTarget:E: -include:C: -allCritical -quiet

※保存場所(backupTarget)の容量が不足する場合は下記のエラー表示となる。
バックアップの保存場所の空き領域が、データをバックアップするために十分ではありません。

例:EFIシステムで -include:C: -allCritical を指定した場合の経過は次のように表示される。
ボリューム情報を取得しています...
これにより (EFI システム パーティション),(C:),回復 (300.00 MB) が E: にバックアップされます。
バックアップ処理中は経過が表示される。
終了すると次のような表示になる。

バックアップ操作の概要:
-----------------------
バックアップ操作が正常に完了しました。
ボリューム (EFI システム パーティション) (100.00 MB) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム (C:) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム 回復 (300.00 MB) のバックアップは正常に完了しました。
正常にバックアップされたファイルのログは、C:\Windows\Logs\WindowsBackup\Backup-14-12-2013_06-17-55.log のように出力されている。

バックアップ先には WindowsImageBackup というフォルダが作成されている。
このフォルダはシステムリストア時にバックアップイメージとして使用できる。
バックアップログファイルにはバックアップ成功したボリュームの情報が書かれている。

例:C、D、Fドライブを含めてシステム回復に使用できるバックアップを行なう。
wbAdmin start backup -backupTarget:E: -include:C:,D:,F: -allCritical -quiet

例:ネットワーク上のフォルダにバックアップする。
wbAdmin start backup -backupTarget:\\remoteComputer\Folder -include:C: -allCritical -quiet

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